4月はじめの来日公演が本当に本当に素晴らしすぎたAlvin Lucier先生の新作。
あの時会場で起こっていた音の怪奇現象は、10代くらいで体感したら軽く人生が変わってしまっただろうなと思えるほど。
以前Ben Vida、Jacob Kirkegaard、角田俊也さんのライブで音の怪奇体験をしたことがありますが、
それぞれ「頭の内側」「耳周辺」「会場(物質)」に作用しているように感じたのとまた違って、空間全体に拡がった音がモワレを描くようでした。
盤にもそんなマジックを引き起こすアイデアの結晶体のような静謐な2曲が刻み込まれてます。
Oren AmbarchiとStephen O’Malleyという最強布陣。
カッティングはRashad Becker。盤石です。